足のむくみは女性なら気になりますよね?
冷えや体力の低下により、水分代謝が滞り、夏は特に身体がむくみやすい時期です。むくみやすい部位としては下半身や足です。なるべくその日のうちにケアして翌日までそのままにしないことが大切です。
むくみの原因
【 生活習慣の乱れ 】
足のむくみの原因一つ目は『生活習慣の乱れ』です。
生活習慣が乱れると自律神経の乱れなどに繋がり、むくみを引き起こす原因となることがあるといわれています。
例としては、塩分・糖分を多く摂る食事、無理な食事制限を伴うダイエット、睡眠不足、キツい下着や洋服の着用などが当てはまります。
【 運動不足 】
足のむくみの原因二つ目は『運動不足』です。
日頃運動を取り入れていないと筋力が低下し、むくみを引き起こしやすくなります。
また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっていると、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能がうまく使われないことで、足がむくみやすくなることがあります。
【 ホルモンバランスの乱れ 】
足のむくみの原因三つ目は『ホルモンバランスの乱れ』です。
女性は、生理前に女性ホルモンの分泌が増えることで、
また、妊娠中も同様、ホルモンバランスの影響でむくみやすくなります。
他にもストレスや睡眠不足によってホルモンバランスが乱れ、むくみにつながることもあります。
むくみ解消方法
【 足全体のマッサージ 】
- 足首から膝の裏・膝頭に向けて、下〜上に向かって手のひら全体で擦る。
- 膝の裏を5秒間押す。
- さらに膝の裏・膝頭から太ももに向かって手のひら全体でさする。
【 足の指全体・足首のマッサージ 】
- 片手の親指で内くるぶしの後ろを押しほぐす。
- 足首をつかみ、反対の手を足の指に組み、足首をグルグル回す。
【 ふくらはぎのエクササイズ 】
- 椅子に座り、かかとをゆっくり上げる。
- ゆっくりかかとをおろす。
- これを10回行う。
むくみに効く栄養成分
- カリウム
- クエン酸
- サポニン
カリウムには、体内の塩分を排出させ、むくみ対策に有効です。カリウムを多く含む食材としては、アボカド、バナナ、ほうれん草などです。
クエン酸には、肝臓で脂肪の代謝を高め、体内の老廃物を分解・排出する働きがあり、血行をよくするビタミンCが含まれているため、むくみ対策におすすめです。
クエン酸を多く含む食材は、グレープフルーツ、レモンなどです。
サポニンには利尿作用があり、体内の水分量を調節する働きがあります。余計な水分が排出されることにより、むくみ対策に繋がります。
サポニンを多く含む食べ物は、ごぼう、小豆、にんにくなどです。
むくみとサヨナラしたい!予防と解消法とは
日常的にむくみを感じている方も多くいるのではないでしょうか。足は重力との関係で水分が溜まりやすい部位です。足のむくみに悩んでいる方は一般的に立ち仕事の方、デスクワークの方など同じ姿勢を続けていることで起こります。
足のむくみ一晩で解消されるものなら心配はありませんが、病気が原因でむくみが出ている場合も考えられます。むくみが関連する病気、むくみの予防と解消方法を紹介いたします。
むくみが関連する病気とは
血液中に含まれるたんぱく質のひとつであるアルブミンという物質は、栄養素を運搬するほか、血液を血管に水分を取り組んだり排出する圧力を調整する働きをします。アルブミンが低下してしまうと、水分を血管に取り組む圧力が弱くなってしまい、水分が溜まりやすくなってしまいます。
アルブミンが低下している場合には、肝臓や腎臓に障害が出ているサインかもしれません。腎臓の障害の場合、足のほか、全身にむくみを生じることもあり、肝臓の障害の場合、顔にもむくみが出ることもあります。
症状が出たら早めに受診する必要があります。足のむくみが一過性にものではなく、なかなか解消されない場合は、心臓の障害や下肢静脈瘤が原因も考えられます。心臓のポンプが正常に働かない場合に心不全や心筋梗塞などの病気が発見されることもあります。
また、足の静脈にある弁の障害で血管が皮ふの表面に盛り上がる病気が関連していることもあります。異常を感じたら早めの受診が必要です。
むくみを予防するために
むくみを予防するために、日頃からの心がけが必要です。
- 血流を良くするために、ウォーキングなど適度な運動を心がける
- 血行改善のためにできるだけ階段を使う
- 足先の運動、かかとの上下運動などを心がける
仕事の合間や家事の休憩時間など日ごろからむくみを予防するために心がけていれば、足の疲れも取れやすいです。
むくみを解消するために
むくみは血行が悪くなる体の冷えも関連しています。ストッキングやタイツ、インナーなどを活用してファッションでもむくみを解消するように心がけましょう。
また、冷たいものは避け、常温や温かいものを摂取することで冷えを防ぎます。できるだけ温かいスープやドリンクで体を温めます。食後や休憩時間の喫煙は血管を収縮させてしまうので、禁煙を心がけましょう。
入浴は血行を促す効果があるので、シャワーではなく湯船につかることで筋肉もほぐされ、むくみも解消されます。
まとめ
むくみには一過性のもの、病気が関連しているものもあります。予防、解消するために日頃からのケアも必要ですし、食生活、生活習慣の見直しも大切になります。リンパを刺激する着圧ソックス、フットマッサージ、冷却効果があるシートなどむくみにケアグッズを活用して一日頑張った足をリフレッシュさせましょう。